何をすれば森林浴なのか?

森林浴って、そもそも何をすれば森林浴なんだろう??

昨日、ふと思った。

海外から届くメールには「森林浴をさせてほしい」と書かれている。

たぶん、何も知らない人が聞いたら、
森林浴がしたいの?
「はい、どうぞ、ご自由に」となるでしょう。

森林浴の森100選に入ってる森に行けば森林浴ができるのか?

森林セラピー基地に行けば森林浴ができるのか?

何か森林浴の資格をもっている人に案内してもらえば森林浴なのか??

難しい。

ということで、森林浴ってどういうことなのかを考えてみました。

わたしなりの解釈は、
森林浴してる感覚になるには、

1、気持ちが良い。心地が良いこと。

なによりこれが必須!医学的効果があるとかないとかよりも実は重要なこと。
気持ちいいから、したいんです。

2、自然(森)と繋がる感じ。自然(森)との一体感。

これです!
自分が森の一部な感じ。リ・コネクト(Re-connect)な感覚。
五感で森を感じ、森と自分が繋がった心地。

この2つが森林浴には必須だと思うのです。

ということは、この2つを感じられれば森林浴してる感じがするということ。

日比谷公園のベンチに座っていても、都心のカフェのテラス席にいても
森を感じ、自然と繋がる感じがして、気持ちがいいなーという心地になると
森林浴した感じ。になっているというわけです。

そうじゃないですか?
“森林浴”って、奥深い森を歩いてる感覚よりも
身近で木漏れ日を浴びて、日向ぼっこしてるみたいに
あ〜きもちいいな〜ってこと、多くありませんか?

やっぱり日本が森林浴の国なわけ

森林浴発祥の地として海外にも注目をされている日本ですが、
えっ?ヨーロッパじゃないの??
という声をよく聞きます。

単純に、日本がはじめに“森林浴”という言葉を提唱したから。
森林浴の医学的効果に関する研究が日本からはじめて世界に出たから。

そんな理由で日本の森林浴が注目をされるようになりました。

しかし!!
本当の魅力はそこではない!!
とわたしは思ってます。

日本は国土の約7割が森。
あっちもこっちも森。
なのに、違う!というところ。

北海道の森、長野の森、屋久島の森、沖縄の森

想像するだけでも違うことがわかると思います。

そう、植生が全然違います。
そして、祭り事が地域ごとに異なるように、
森と人の付き合い方が地域ごとに違います。

山から木をいただくという感謝の気持ちを込めて、盛大なお祭りを行う地域があったり
女人禁制、女性が入っては行けない森があったり、

神様が違ったりするわけです。

ただ森といっても、こんなに地域ごとの魅力がある森を味わえる国って
日本しかないのではないでしょうか?

FOREST VR

今日は渋谷のスクランブルスクエアで開催しているMedia Ambition Tokyoで森を体験してきました。

わたしは今、森の中を歩いています。

360度、森が見えます。
森の中の音もして、ほんのり森のような香りもします。

そう、森のVR(virtual reality)体験。

都会でできる森林浴ってどんなことがあるだろう?

2020年は、そんなことを考えています。

VRを体験して、テクノロジーで対応できること、森に行かなくてはできないことが
よくわかりました。

「森に来ればわかるんだよー」

というのは、まったくそう思いますが、これは一方的だなと思うわけです。
行きたいけど、行けない人がいて
言葉で言われても、よし行こう!そこまで思わない人もいる。

そんな時、身近で手軽に森林浴の体験ができたらいいですよね。

VR/ARで体験できる森林浴体験。なぎさガイド付き。
なんてのもあったらちょっと空き時間にリフレッシュできるかも。

テクノロジーと森。
今を生きる私たちなりの森との付き合い方を考えていきたいです。

さぁ、明日はどんな森林浴ができるかな?

*FORESTVR体験してみたい方、3/8までForest Naotaka Fujii + GRINDER-MAN + evalaで体験できます。