ストレスチェック法案と森林セラピー

改正労働安全衛生法に基づく
ストレスチェック制度について

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産業カウンセラーの講習で、法改正の内容をしっかり教わりました。
産業カウンセラーだけあって、産業分野に手厚いことに感謝です!

2015年12月1日から、従業員50名以上の企業(事業者)
においてストレスチェックの実施が義務になります。

チェックの結果は個人に戻り、会社は見れません。
個人は結果に基づき希望があれば会社に面接の希望を出せる
会社は面接の手配をしなければなりません。

会社に義務付けられるってんですから
なんともすごい制度です。

高ストレス者がたくさん出てきてしまったら、
人事や上長は対処に追われ、
本業が疎かになってしまうのではと。。。
そもそも、会社に面接希望します。っていうのは
だいぶ壁が高い気もします。

以前、心療内科で働かせていただき一番感じたことは
会社は病院ではない。ということでした。

人事は大変そうだなーとリアルに状況が思い浮かぶのは
10年前?に入社した会社ですでにこのチェックの仕組みを
システム化して販売してたから。
そう、わたしは23歳にして、「近頃の新卒は〜」
なんて人事に偉そうに語る営業マンでした。笑

その時は義務ではなかったので、どうしたら
チェックの利用率が上がるか
高ストレス者を減らせるか
チェックした後にカウンセリングに誘導するか
組織分析の方法、設定、などなど
人事と真剣に一緒に考えておりました。

ライフバランスマネジメント(当時の会社)が今あったら
ど真ん中だったなーと。ほんと最前線の会社でした。
会社はもうないけど、誇りを持って自慢できます!

血液検査や体重測定のように、測れば確実な姿がわかるわけではないのが
こころのこと。ストレスチェックに*ライスケールが入っているとしても
(*嘘ついてないか測る質問)
やはり、よく見せようとか、答える者の意思が入ってしまうもの。

そう考えると、チェックして、ストレス高い人を
早期に見つけ出すことも大切だけど、それよりも
社員をちゃんと見て、コミュニケーションをしっかりとって
職場の人間関係を深め、信頼関係を築いていくことが大切だと思いました。

そういった意味では、森林セラピーの可能性というのは
企業はチェックが義務になり健康・予防への意識が上がってるから
どうこうではなく、義務化になり社員の健康について
より真剣に考えなくてはならない会社と同様
60の森、1,000名のセラピストは、もっと勉強をする必要があります。

企業が健康対策に真剣に取り組むならば、
私たちは、その思いにどう力になれるか。

わたしは、会社を出るということ、森でリラックスすること
仕事以外で一緒に過ごすこと。など森林セラピーの持つポテンシャルは
とても高いと思います。

けど、もう少し森(地域)同士が連携をし、セラピストは高い志を持ち
学ばなければ、ただの森で癒される体験になってしまうと思うのです。

ここからです。
仕組み、教育内容、連携体制、考えていきます。
これからとても面白い分野になっていきそうです
若手、異業種、大歓迎です!

地域の皆様、セラピストの皆様、森を作り
共に学んでいきましょう!よろしくお願いします。

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