“未来”を楽しむ2022!!

あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。

2021年は、前年に続き自粛の規制が長く続きましたが、
合間を見ながらできる限り森に足を運びました。
普段は東京近郊の森でプログラムを行うことが多いのですが、
昨年は、山形、青森、岐阜、京都、宮崎、などはじめて訪れた森で
地域の方々と一緒に、森林浴のプログラムづくりに挑戦した年でした。

各地の森を歩くたび、改めて日本の森は傾斜が多い山林ばかりだなぁと思いました。
その一方で、傾斜があるから水が流れ、風が流れ、土地が守られいることも教わりました。
そして、全国各地どこの森へ行っても日本の山には神様がいました。

土地ごとに習わしがあり、神様は自然と共にあり、
人間はそこに住まわせていただいているという関係性が続いていました。

自然と共生する、というのは
「自然を敬い、傲らずに生きる」ということなのかもしれませんね。


(写真はその土地を守るお地蔵様)

未来は望むものではなく、築いた先の今。

森と未来を考える。
それは、未来はこうなったら良いなぁ、と森の未来を思って過ごすことではなく
今、自分が森と関わることの延長に未来が創られるということです。

木は、自分の生きられない未来まで成長を続けることのできる生き物です。
それは私たちが唯一託すことのできる、想像できる未来の命とも言えます。

明治時代、荒野に植えられた10万本の木々。
100年後の姿を想像しながら樹種を選び、成長を計算しながら育てられてきた森。

100年後の今、その森は三千種の生物が暮らす、豊かな森になっています。(明治神宮の森)

2022年も全国で森林浴が楽しめる森を増やしていきます!

森林浴を楽しめる森があることは、人々の健康のためになるだけでなく
豊かな森をつくるきっかけになると考えています。

・気軽に行ける森のお散歩コース
・山頂まで行かなくても歩くだけでとっても気持ちが良い道
・一声かければ案内してくれる人がいて
・木漏れ日の中でボーッとして過ごすこともできる
・子どもを連れて森の中で遊び
・おばあちゃんと一緒に足腰のリハビリもできる

そんな安心して歩ける気持ちの良い森の道

日本にはたくさん森があるけど、こんな道が少ないです。
道がないと、人は気軽に森に入りません。
そして、気軽に入れないと森を歩くことは習慣になりません。

森を歩くことが楽しみの一つになると、森への愛着が湧きます。
愛着を持つと、その森は綺麗になっていくのです。

わたしは、豊かな森を未来へ残すためには、
人が森に関わっていくことが重要だと考えています。

2022年の抱負

■2022年も森林浴ファシリテーターを育成していきます!

2020年からスタートした森林浴ファシリテーター養成講座
森林浴ができる森を全国に増やすためには、人材が必要です。
2022年も森林浴ファシリテーターの育成に力を入れていきます。

そして、森林浴を楽しめる森が簡単に見つけられるよう、森林浴のポータルサイトを作ります!

■新たな山村価値の創造に、森林浴を提案していきます!

地域にはたくさん森があるけど、地域住民は森に入らないし、林業だけでは採算が取れない。
そんな地域へ、森林浴を楽しむ森の活用を提案していきます。
使える補助金があるからとりあえず使う、なんてのはもうやめよう!
地域の50年後、100年後の住民が当たり前のように森を歩き、
元気に暮らす未来を一緒に考えさせてください。

そして今年も、森林浴の魅力や、取り組む想いを伝えていきます。
全国各地、どこへでも講演会、体験会へ伺います!
自然と触れる機会が少ない人へ、当たり前のように森があり入る機会がない人へ
森林浴の体験ができる機会を作っていきたいと思います。

そして、2019年からご一緒させていただいている「風の谷を創る」運動。
慶應義塾大学SFC教授/ヤフーCSOの安宅和人さんのお考えに大変共感し、
様々な分野のプロフェッショナルな方々と一緒に、残すに値する未来を本気で考えています。
2022年も共に学び、対話し、挑戦をし続けていきたいと思います。

皆様にとって、2022年が健やかで素晴らしい年でありますように
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

森と未来 代表理事
小野なぎさ