【TIME FOREST】変わる時代に大人が学ぶ源点共育

あっというまの12月。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
2017年は新しい挑戦をしてきた一年でした。

TMIE FORESTメソッドの構築

1年半、様々な活動をしてきて、ようやく自分でも納得のいく形が見えてきました。

TIME FOREST

TIME FORESTとは、「自然のリズムに身を委ね、自分の感覚と向き合う時間」のこと。

time forest 森の時間
time for rest 休息時間

言葉自体には様々な意味がありますが、森と向き合い感じる時間を
一人一人の生活に、仕事に、健康に、活かせる取り組みです。

2017年、森と未来の事業としては、企業の研修をメインで行ってきました。

・八王子での日帰り研修
・鎌倉での日帰り研修
・山梨での合宿型研修

季節も新緑シーズンだけでなく、春、夏、秋、冬と一年を通しチャレンジをしてきました。

次世代リーダー育成研修
管理職研修
女性リーダー研修
メンタルヘルス研修
チームビルディング研修
ワークライフバランス研修

様々なテーマの研修を行ってきました。

TIME FOREST Programっていったいどんな研修なのか?

森で研修を行ったら、翌日の営業数字が絶対にあがる!病気が治る!
そんなことはありません。(少しはあるかもしれないけど)

イメージで言うと、TIME FOREST Programは柔軟体操、ストレッチ、のようなもの。
より高い結果を出すために身体を整えること。

ただ体操をするのではありません。

主語をつけて考えてみるとこういうことです。

アスリートが、世界大会に出場するために準備体操をする。

目的を達成するために、より良いコンディションで挑戦できるよう
心と身体を整えるということ。

企業が行う研修は、業務から少し離れ未来の自分に投資する
とても可能性に満ちた時間です。
日本の中で勝ち抜き、世界に立ち向かうためのスキルを身につけるための時間。

一言に企業といっても、10社10色
理念、社風、課題、同じ会社など一つもありません。

同じ研修テーマでも、今起きている会社の課題や
なりたい理想の状態は同じではありません。

森と未来は、そんな組織や個人の描く理想に少しでも近づけるため
森林空間を活用し、TIME FORESTメソッドに基づいたプログラムを提供します。

身体が自然体の状態で学びに臨み
より吸収し、しっかり染み込む心身をつくる。

「砂浜をタイヤつけて走るといいですよ。さあ、走りましょう!」

ではなく、

足場が不安定な砂浜を走ることで、足腰の筋力アップとバランス感覚が身につき
その中で重りを運ぶことでより体力強化が見込めます。

行うことには、必ず意味があります。
理解できる説明と、腑に落ちる体験をすることで自分のものになる。

森林空間で学ぶTIME FORESTの内容にも、一つ一つに意味があります。

組織や個人が抱える課題解決のお手伝いができるよう
専門スキルを持つ企業の皆さんと一緒にプログラムの作り込みをしています。

これからは、自社で全てを抱える時代ではないと考えています。
自社の強みと質を高め、質の高い専門の方と一緒に協業をしていく。
パートナーの方(企業)にもより良い効果をもたらし
顧客にもより満足いただけるサービスを提供する。

三方よし、四方よしの考えで来年も進んでいきます。

2017年は地方の森でTIME FORESTの研修が形になりました。
チャレンジしたのは、山梨県小菅村、愛知県西尾市幡豆町

身近なフィールドで実績を重ね、そこで生まれたメソッドと
地域の環境、資源、文化、魅力と合わせることで
より新しい感性を育てるプログラムが誕生する。

来年は九州エリアのみなさんとの連携にチャレンジをしたいと思います。

TIME FORESTは働く人の豊かな感性を養い、健康に貢献し
この活動を通じ、地方の森林を活用し地域と連携することで
地域の活性に貢献できる。

メンタルからマインドへ、健康から幸福へ

2年前は、健康、予防、メンタルヘルスという言葉をいろいろなところで目にしてきました。
今年は、健康と合わせて、「幸福」という言葉を多く目にした一年でした。

メンタルからマインドへ
健康から幸福へ

これが意味するところは、より本質を求めているという表れのように感じています。

今年、企業人向けのあるセミナーに参加した時、幸福度についてのお話を聞きました。
経営者や人事、参加者全員が幸福度について関心を持っていました。

そこで聞いた内容は、幸福度が上がると生産性があがる。というお話。
最もな理論とともに、こんな働き方は幸福度が上がる、という調査の結果でした。

なるほど、なるほど、と、とても勉強になりましたが
自分の幸福感が上がる感覚はありませんでした。(個人の感想です)

働き方も健康も、究極を言えば自分がどのような人生を歩むかの選択
行き着く先の論点は、「生き方」なのだと思うのです。

どこに暮らし、誰と、どこで、何のために、どんな仕事をするのか。
そして、そこで自分は何を感じるか。

生き方、というのは、生き物としてのあり方と近しいように感じます。

働き方でも、生きる方法でもなく、生き物としてのあり方。

私たち人間は、生き物のリズムを超えた技術を生み出すことができ
人間の暮らしを支える画期的なテクノロジーを次々と発明しています。

しかし、2020年になっても2050年になっても、2100年になっても
人間が人間であることに変わりはありません。

人間が生き物であり、自然界の一部であるとは変わることがないのです。

だとするなら、私たちは環境の大きな変化を楽しみながら
生き物としてのあり方としっかり向き合っていくことが必要ではないのでしょうか。

環境、災害、紛争、貧困、など問題解決のためだけでなく、
私たち人間のために。

森に入るという時間は、単なる癒しの時間ではなく
これから大きく変化をしてく時代に、本質をしっかり見抜き
生き物の代表として生きる姿をもう一度確認をし
人間だから感じられること、人間だから楽しめることを実感する
そんな、気づきのきっかけだと考えています。

生き物としてのあり方を感じられると、そこに生きる他者との関わり
支え合う関係性、小さな繋がりが重なり全体を形成していく
循環のサイクルに目を向けることできます。

未来を見据える広い視点を持つためには、
自分は何を感じ、どんな思いを持っているのか。
自分の感覚と向き合うことがスタートです。

この思いが一人でも多くの方に届くよう、来年も森を愛する仲間と共に
TIME FORESTの取り組みを地道にコツコツ取り組んでいきたいと思います。

今年一年ご縁をいただきました皆様、大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

森と未来
代表 小野なぎさ