【お知らせ】林政審議会委員に任命いただきました。

日本の森には、法律があります。

「森林・林業基本法」

森林や林業の施策等を定めた日本の法律です。

この法律に基づき、日本の森林管理や林業の政策が進められます。

森林・林業基本計画の策定や、林野庁が発行している森林・林業白書の作成などの
重要事項についてを調査審議するために農林水産大臣は「林政審議会」という会を
設置しています。(「森林・林業基本法(昭和39年法律第161号)第29条」)

この度、大変ありがたいことに、2019年1月6日付で
農林水産大臣より林政審議会委員に任命をいただきました。

わたしに何ができるのか、
わたしなんかが受けていいのか
ちんぷんかんぷんじゃないか

と、頭をよぎりましたが
お声をかけていただけたのは何か意味があると思い
勉強してみようと思い受けてみることにしました。

わたしは、東京に生まれ東京で育っています。
森に触れるのは、森に自ら行くときのみです。
今の生活で、日本の森が荒れても、木が売れなくても
生活に支障はありません。

しかし、どうにかしなくては。

と思う気持ちがあります。

どげんがせんといかん!!

みなさんは今、こう思うことはありますか?

自分の子どもが生まれて
勤め先の会社が倒産したら、
稼がなきゃ!!と必死になるでしょう。

大切な友達が、災害にあったら
何かできることはないか
と必死に考えるでしょう。

それは、困っている人の顔が見えて
困る状況がよくわかるからです。

わたしは、森林に関することに関わっているので
たぶん、脳みその半分は森人になっているかと思います。
全く関わりのない人からしたら専門的と思われるかもしれません
林業現場の人からしたら、素人と思われるかもしれません。

もし、ips細胞の研究いついて相談を受けたら

「・・・・・・。」

まったく理解ができません。
知らない言葉ばかりで会話もできません。

しかし、新しい研究ができた、すごいことだ。
ということは人伝えで知っています。

きっと、森林・林業についても一般的にみたら
こんな感じだと思っています。

でも、

森は、空気をつくり、水をつくります。

森は関係ないと思っていても、
森は一人一人が生きるためにもっとも必要な
空気と水を生み出してくれています。

専門家でなくても、
森人でなくても、

日本の森林のことは、
この国で生きている国民一人一人が知るべきだと思うのです。

そして、専門家にならなくても
今より少し自分ごととして、隣の人と一緒に
日本の森のことを考えたいのです。

こんな風に思う大きな理由は
東京に住んでいて、窮屈に感じることが増えました。
土が見えなくて、木が見せ物のように置かれいて
人が多くて、息苦しく感じます。
森に行きたくても、都内の公園は混んでいて
街には偽物の木が置かれています。

そして、ストレスに悩み、
心が重く、身体が不調な人がとても多いです。

でも、東京は好きです。

もう少し、一人一人が森を自分ごととして考えられたら
何かが変わると思うのです。

今回いただいたお役目は、
わたしが勉強をし、きちんと伝えていくことだと思いました。
気がつけば、30も半ばですが、
同世代の人たちが、何か気づいてくれて
一歩、歩み寄ってくれたら
一歩が十歩になり、十歩が百歩になり
それは大きな力になると信じています。

誰かにやって欲しいことは、
自分がやるべきこと。

今回のお役目は、自身が最も苦手としている法律です。
一つ一つ勉強していきたいと思います。

100の業務のうちの1でもいいです。
何か、一緒にやってみたいと思ってくれた方がいたら
一緒に学び、考えていきたいと思います。

お気軽にお声がけください。

2019年もどうぞよろしくおねがいします!